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寄木細工は、箱根の自然そのものである。
寄木細工は、箱根の樹木の種類の多さにより色鮮やかな幾何学模様が可能です。
インテリア小物、ひみつ箱、からくり箱と、私たちの生活を彩るものは、職人の表現豊かな想像力によって生まれます。
寄木細工の一番の魅力は、この独特なデザインが織り成す日本伝統を味わえるということです。
日本だけでなく、世界中でも高い評価を受け続けております。
現在では、和風インテリアとしてだけでなく、和洋折衷のインテリア雑貨として、どんな場所やシーンにも馴染む風合いある品物です。
寄木細工は、種類の多い木材それぞれが持つ異なった材色や木目を活かし、寄せ合わせながら精密な幾何学文様を作り出します。
一定の厚みの種板とし、これを特殊な大鉋で薄く削り小箱などに貼布したり、そのまま加工し製品にする手作りの木工芸品です。
薄く削った模様を木製品の外側に貼り付ける手法を「ヅク貼り」、種板を加工して形作る手法を「ムク作り」といいます。
亀甲 | 文字通り、亀の甲羅をモチーフにした六角形を繋ぎ合わせた模様です。 六角形の模様は連続模様でずっと途切れない、亀は縁起のよい生き物という理由から吉祥模様として愛されています。 |
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市松 | 色違いの正方形を交互に並べた市松模様は、寄木細工ではよく使用されています。 18世紀に活躍した歌舞伎役者・佐野川市松が袴にこの模様を施したことから、市松という名が付けられました。 |
七宝矢羽 (しっぽうやばね) |
七宝模様と矢羽根模様を組み合わせた七宝矢羽は、バリエーションが豊富です。 同じ大きさの円を4分の1ずつ重ねていく七宝模様は、円満・調和などの意味があります。 矢羽は魔除けの破魔矢や的を射る、放った矢は戻ってこないなどの意味があり、縁起のよい模様とされています。 |
麻の葉 | 麻の葉をモチーフにした模様です。 麻は成長が早くたくましいことから、子どもの健やかな成長を願うための産着にも多く使われていました。 江戸時代に歌舞伎役者の岩井半四郎が、麻の葉模様を施した衣装をつけたことから人気がでました。 |
切りちがい升 | 風車をモチーフにした模様です。模様のパターンはいろいろとありますが、中心点がずれないのが特徴です。 シンプルでありながら、日本美を感じさせる模様です。 |
寄木細工の模様には、他にも様々な種類があります。
ひとつひとつの模様に意味や由来がありますので、意味を知っておくことで選ぶときの楽しみの幅が広がります。
様々な種類の木材を使用して作る寄木細工。
それぞれの木材が異なる色彩と木目を現していることで、鮮やかなデザインと目を引く色合いが完成するのです。
寄木細工で使用する木材の一部をご紹介いたします。
エンジュ | エンジュは元々中国原産の樹木で、現在では国内でも植樹されています。 心材はやや赤みを帯び、辺材は淡黄白色をしているため、異なる色調を楽しめます。 やや硬さがあり加工には時間がかかる一方、強靭なため割れにくい性質があります。 また、腐りにくく、耐久性が高いことから保存性に優れている木材です。 磨くことで美しい艶が出るため、完成度の高い作品が仕上がります。 |
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神代木 | 神代木とは数百年、数千年前に、噴火や大きな地崩れにより、地中深くに埋まった木材のことです。 神代木には神代カツラ、神代タモ、神代杉、神代ケヤキなどがあります。 神代木は通常の木材とは異なり、落ち着いた深みのある色が特徴的です。 自然災害により生み出されたもので、残存数は少ないのが神代木です。 木材によりヒビが見られることがあり、無傷のものは希少価値が高くなっています。 |
桜 | 桜は日本の国花であり、国内には天然記念物に指定されているものもあります。 やや重みや硬さはありますが、材質がしなやかな特徴があります。 また、粘り気や強さがあるため細かい加工もしやすく、磨くことで光沢が出てきれいに仕上がります。 |
ケヤキ | ケヤキは広葉樹林の中で最も優れた木材であり、構造材や装飾材など使用用途が幅広いのが特徴です。 心材は黄色味がかった褐色から紅褐色をしており、辺材は淡い黄褐色をしています。やや重くて硬い性質ですが、加工はそれほど難しくはありません。 肌目は荒くはなっていますが、磨くとほど良い艶が出ます。強度・耐朽性・美観の3拍子が揃っている木材です。 |
ミズキ | ミズキは寄木細工の他にこけしの材料として多用される木材でもあります。 心材と辺材の色の差はあまりなく、白色やくすんだ白色、淡黄色をしています。 ミズキは木材の中でも最も白に近い色であり、加工性は良いですが耐朽性は低いです。 |